アルロースとエリスリトールが満腹ホルモンの分泌を促進
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満腹ホルモン分泌における糖アルコールの効果
アルロースとエリスリトールの消化管ホルモンへの影響を解明する臨床研究
研究目的
アルロースとエリスリトールが消化管の満腹ホルモン(CCK、GLP-1、PYY)の分泌に与える影響を調査し、T1R2/T1R3受容体との関連性を検証
研究対象者
健康な成人18名(男性5名)
平均BMI:21.9±1.7
平均年齢:24±4歳
研究方法
- 無作為化、対照二重盲検クロスオーバー試験
- 投与内容:アルロース(25g)、エリスリトール(50g)、水道水
- 血液・呼気サンプル採取による評価
- 13C-酢酸ナトリウムによる胃内容排出の測定
主要な結果
- 両糖アルコールによる満腹ホルモンの有意な分泌促進
- ラクチゾールによるホルモン分泌への影響なし
- エリスリトールによる胃内容排出の遅延効果
- 満腹感の増加と食事摂取量の減少を確認
研究の結論
アルロースとエリスリトールは消化管満腹ホルモンの分泌を促進するが、そのメカニズムはT1R2/T1R3受容体を介さないことが判明。これらの糖アルコールは食欲抑制効果を持つ可能性が示唆された。
研究情報
研究期間:2019年9月~2020年9月(12ヶ月間)