2型糖尿病に効くアルロースの研究成果

アルロースの血糖値抑制効果に関する臨床研究

2型糖尿病患者における食後血糖値改善効果の実証研究

研究目的

2型糖尿病患者の食後血糖調節におけるアルロースとフルクトースの効果を評価・比較する二重盲検試験

対象者と試験デザイン

2型糖尿病患者24名を対象とした二重盲検、多重クロスオーバー、ランダム化、対照、急性摂食試験

試験方法

  • 75gブドウ糖溶液に0g(対照)、5g、10gのアルロースまたはフルクトースを添加
  • 1週間以上の休薬期間を設定
  • -30、0、30、60、90、120分後に血液採取

アルロースの効果

10gのアルロース投与で血漿グルコース値が8%有意に低下

  • 投与量に応じた効果の増加を確認
  • 5g、10g投与で血漿グルコース値が有意に低下

フルクトースとの比較

フルクトースでは5g、10gいずれの投与量でも血糖値低下効果は認められず

研究の結論

  • アルロースは2型糖尿病患者の食後血糖値を有意に低下
  • フルクトースと比較して優位な効果を確認
  • 糖尿病の食事療法への応用可能性を示唆
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